【スイス漆喰】スイス漆喰のメンテナンス【ECOPAINT】

スイス漆喰のメンテナンス
MAINTENANCE

スイス漆喰の寿命って?

スイス漆喰は、「再石灰化」 現象で100年間硬化し続けて石灰岩になります。 
接着剤で結合するわけではありませんから、土壁と違い年月が経って砂が落ち始めたりすることはありません。 
だから耐久性は100年以上とも言えます。 
でも、100年間メンテナンスが不要なわけではありません。 
本物の漆喰壁ですから簡単なメンテナンスさえすれば、あなたの一生を見守る壁になるかもしれません。 
そんな漆喰を生かすために、ここからは大切に使い続けるための、誰でも簡単にできるメンテナンスを紹介します。

専用メンテナンス材資料

部分的に汚れたら?

照明のスイッチ周りなどの手あかの汚れは、消しゴムで簡単に落ちます。 
油やマジックなど、消しゴムでは落ちない汚れは#400番程度のサンドペーパーで軽く磨いてみてください。 
 
※ご注意:汚れのある状態で水を含んだ布などで拭くと、汚れが水に溶けて漆喰壁の奥に入っていきますので、避けてください。

汚れたときはどうするの? 全体的に汚れてきたら。。。

スイス漆喰は天然100%ですから静電気を起こしません。 
塩ビクロスのように空気中のチリや排気ガスが静電気で集まって、汚れやすいものとはずいぶん違います。 
それでもやっぱり年月とともに全体的にエイジングしていきます。 
塗りたての頃のように戻したいなと思ったら、専用のスイス漆喰塗料 「ファルベ」 をローラーで上から塗ってください。 
お気に入りの漆喰の模様はそのままに、塗りたての美しさに戻ります。

ぶつけてはがれてしまったら?

スイス漆喰のペーストをはがれた部分に充填して、平らにしてください。 
仕上げに模様がついている場合は、コテやスポンズで周りの模様に合わせてみます。 
最後に#400番程度のサンドペーパーで軽く磨いて、目立たないようにすれば仕上がりです。

小さな割れを見つけたら?

歯ブラシにスイス漆喰をつけて、割れた部分にすり込みます。 
クラック周辺を良く水で湿らせておくと再石灰化でクラックが埋まっていきます。 
翌日にはもう硬く固まっていますので、上から#400番程度のサンドペーパーで軽く磨いておけば、割れは埋まってほとんどわかりません。

もしカビが出たら?

強アルカリ性のスイス漆喰ですが、年月が経つと中和していきますので、湿気が続く場所ではカビが出る可能性もあります。 
もしカビが出てしまったら、まず乾いた空気を部屋に入れて半日程度換気をし、漆喰の湿気を放出します。 
その後天然エタノールを拭きつけカビ菌を布で拭き取り、良く乾燥させます。 
最後にスイス漆喰塗料 「ファルベ」 をローラー又はハケで上から塗れば、もとの通り強アルカリ性に戻り、カビは死滅します。 
カビのシミも消えてしまいます。